エンディングノート2
終活のためのエンディングノートの書き方について<その2>です。
3.自分らしく生きるための意思表示
エンディングノートは、いざというときの為に作成するものであり、家族などに伝えたいメッセージを残しておくものです。どうしても相続や医療、介護行為などの内容について重点が置かれがちですが、意思表示が困難になってからの生活を、自分らしく過ごすためにも「エンディングノート」として、あなたの意思を残しておくことは、とても重要です。高齢化、認知症の増加などによる意思表示が困難になった方の生活を、どのように支援するか、なにが最適かを判断することは容易ではありません。
しかし本人の意思が残っていれば、本人だけでなく周囲も安心して、過ごすことができます。法的効果を発生させる手続きなどについて、第3章に記載していますので、ご参考にしてください。
意思表示の例
ここに私の意思表示の希望を記します。何かを決めるときの参考にしてください。
判断能力が低下するなど、私の意思表示が困難になったときは、可能な限り尊重してください。
作成日: 年 月 日
氏 名: 印
住 所:
誕生日: 年 月 日生
その他:
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4.私の人生史
あなたはどこで生まれ、どこで育ち、どのような青春時代を過ごしましたか。またどのような仕事に就き、どんな趣味や特技がありますか。あなたの人生における、さまざまな思い出のかけらから、人生を振り返ってみましょう。ひとつひとつの思い出が、あなたの人柄を物語る大事な要素となり、エンディングノートを作る上で基盤となります。
人生のゴールにむけ、あなたの意思のもと作成するエンディングノート。このノートを作るには、あなたが歩んできた人生の歴史が、必要不可欠となります。そこで、あなたの人生史を作成し、あなたの意思をより明確にする基盤作りをしましょう。
その時々に感じたことや思い出、達成できたこと、失敗等もあわせて書くと、さらに充実したあなたの人生史になります。
私の人生史の項目例
■出身地
■本籍地
■学歴(小学校、中学校、高等学校、大学、その他)
■職歴(会社名、部署名、勤続年数、その他)
■趣味、特技(好きなこと、好きな本、映画、場所、マイブームなど)
■所属団体(習い事、サークル、地域活動など)
■家族(続柄、住所 ・連絡先)
■友人(住所 ・連絡先)
■緊急連絡先(住所 ・連絡先、入院時などに必要な持ち物など)